整形外科と整骨院の違い

交通事故においては、むちうちなどを負うことが少なくありません。放置してしまうと、完治が遅れたり、後遺症が残ってしまうこともあります。そのため、迅速に治療することが欠かせないのです。こうした場合には、整形外科で見てもらうことが一般的です。しかし、初診はそれでよくとも、対処を続けていく上で、整骨院のほうがふさわしいケースがあります。

激しい衝撃を伴う交通事故では、体の構造自体に歪みが生じています。人間は自分の重さや外部からの圧力を、バランス良く支えられるように作られているものです。そうした調和が崩れてしまうと、負荷が偏ってしまい、痛みを生じることがあるのです。このような状態に陥ると、ますます治療は難しくなります。歪みを無視して対処療法のみを続けていても、治療はかえって長引いてしまいます。

そこで整骨院では、体を手技で矯正する施術を行っています。投薬に頼らず、皮膚を切り開くこともありませんので、体に優しい治療が受けられるのです。整形外科だけではなく、整骨院でも各種保険が適用される場合もあります。まずは、しっかりと最初にカウンセリングを受けることが大切です。交通事故後には整骨院も活用して、早期改善を目指していきましょう。

交通事故に巻き込まれ、実際に治療をする場合、最初に整形外科にかかるべきという意見があります。なぜなら、整形外科ではレントゲン写真を撮ることができるあからです。骨に異常があるかどうかを診るにはレントゲン写真を撮るのが一番です。

整骨院に通うケースとしては、症状が落ち着き、これ以上の改善が整形外科では難しいというケースです。整骨院では全身マッサージやずれた骨を戻す整体などが行われます。今までの治療とは違う側面からむちうちの改善に努めてくれるため、そうした意味でも必要となります。慰謝料請求などを考え、一番最初は整形外科で診てもらい、診断書を書いてもらい、症状が落ち着いてから整骨院に通うというのがベストかもしれません。